施工事例
融雪システム
地中熱利用無散水融雪システムは、地下50m~150mの垂直ボーリングを行い、ポリエチレン製の熱交換パイプを設置し密閉した地中熱交換器に不凍液を循環させます。
地中熱で温められた不凍液は舗装版に埋設された融雪パイプを循環・放熱したのち、再び熱交換器に戻り、地中熱の供給を受けます。
この循環サイクルを常時行い、効率よく凍結・積雪防止を行うシステムです。
- 熱源用途
- 路面融雪
- 地中熱システム
- 地中熱交換器深さ100m×437本(ダブルU字管)(一部同軸管使用)
CO2排出量
92%削減
(電熱方式との比較)
地中熱利用無散水融雪システムは、その他さまざまな場所で適用できます
- 歩道
- 橋梁
- 交差点
無散水融雪システムの適用・用途
- 冬期路面状況の変化が著しいトンネル出入口やカーブなど
- 凍結しやすい橋染路面や散水消雪の流末など
- 機械除雪の難しいランプや坂道・交差点など
- 歩道や公園などの歩行者スペース
- チェーン脱着場や道の駅などのパーキングエリア
- 散水消雪のできない市街地道路など
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国道4号 歩道青森県
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市道長野県
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国道54号 天狗トンネル広島県
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国道49号歩道福島県
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交差点広島県
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踏切福島県
温水プール・温浴施設
機械ボーリングで地下50~100mまで掘削したのち、熱交換パイプを設置し地中熱(15℃程度)をヒートポンプに伝達します。
ヒートポンプにて温水をつくり浴槽やプールの加温をはじめ、給湯や冷暖房などを行います。
- 熱源用途
- プール水加温、給湯、冷暖房
- 地中熱システム
- 地中熱交換器深さ100m×40本(ダブルU字管)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力620kW
冷房能力416kW
給湯能力244kW
CO2排出量
64%削減
- 温水プール外観
- 幼児プール
- 地中熱ヒートポンプ
他事例の紹介
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温水プール広島県
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温水プール屋内
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温水プール広島県
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温水プール宮崎県
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温水プール兵庫県
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温泉保養施設外観広島県
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温泉保養施設 露天風呂
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福祉センター外観広島県
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福祉センター・温水プール
庁舎・公共施設
八峰町役場庁舎では、冷暖房の熱源に地中熱を使用しています。深さ100mの地中熱交換器に液体を循環させて周りの地盤と熱交換します。
エネルギー棟にある地中熱ヒートポンプが夏は冷水、冬は温水を作り、庁舎内の空調機に送って冷暖房をしています。
- 熱源用途
- 冷暖房
- 地中熱システム
- 地中熱交換器深さ100m×24本(ダブルU字管)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力185kW
冷房能力174kW
CO2排出量
44%削減
- 地中熱ヒートポンプ
- 第4回サステナブル建築賞受賞
他事例の紹介
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庁舎広島県
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美術館広島県
学校・教育施設
渋谷本町学園では、夜間電力を積極的に活用することで、ランニングコストの低コスト化を図ることができます。
学園内には、現在の状況が一目でわかる表示盤を設置して、生徒への環境教育や区民へのPRに活用しております。
- 熱源用途
- プール水加温(25m×6コース)、給湯、プールサイド床暖房、冷暖房(大、中体育館)
- 地中熱システム
- 地中熱源ヒートポンプ暖房能力199kW×2台
冷房能力195kW×2台
地中熱源ヒートポンプ給湯能力120kW×1台
空気熱源ヒートポンプ暖房能力300kW×1台
冷房能力264kW×1台
蓄熱水槽250㎥
CO2排出量
19%
目標としています
- 大体育館
- 温水プール25m×6コース
- 地下機械室内
地中熱ヒートポンプ
他事例の紹介
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中学校山口県
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中学校広島県
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大学秋田県
商業施設
IKEA福岡新宮は、熱需要が大きく、かつ稼働率が高い施設で地中熱のメリット(省エネ・CO2削減効果)が生かせます。
集客施設などでは、環境イメージの向上と環境啓発活動に有効です。
- 熱源用途
- 冷暖房
- 地中熱システム
- 地中熱交換器深さ100m×70本(ダブルU字管)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力530kW
冷房能力527kW
空気熱源ヒートポンプ暖房能力500kW
冷房能力475kW
CO2排出量
38%
目標としています
- 地中熱交換器設置
(ダブルU字管) - 地中熱交換器
- 地中熱ヒートポンプ
他事例の紹介
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ミサワ環境技術(株)本社広島県三次市
地下水と土壌の2つの熱源利用のモデルルームです 心地よさを体感しにおいでください。 -
ミサワ環境技術(株)本社室内 輻射式パネルヒーター
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レストラン神奈川県
工場・冷却システム
工場の生産ライン等の冷却システムに使用する水の温度を、地中に埋設したパイプ内を通すことで冷やす「地中冷熱利用冷却システム」です。
温度変化の少ない地中に安定して放熱できるため、効率良く冷却水の温度を下げることができ、コスト面、環境面など、さまざまな効果が期待できます。
- 熱源用途
- プロセス冷却
- 地中熱システム
- 地中熱交換器 深さ100m×37本(ダブルU字管)
CO2排出量
85%削減
地中冷熱利用冷却システムの特徴
- 地中の安定した温度を活用することで、夏期における外気温度上昇の影響も受けにくく、効率良く冷却水の温度を下げることができます。
- 標準的な冷却システムと比べて使用電力の大幅カットが可能です。
- 冷却装置の運転時間を大幅に短縮します。
- 環境を考慮した冷却システムで大幅な省エネ化、二酸化炭素(CO2)排出量削減を実現します。
- 新規設備・既存設備、どちらでも導入・利用が可能です。
- 新たな設備は貯水タンクの設置だけです。
- 空地・緑地帯・駐車場などに設置できるため、用地確保の検討もしやすくなります。
「地中冷熱を利用したハイブリッド型冷却システム」食品産業CO2削減大賞・農林水産大臣賞を受賞!!
アヲハタジャム工場の冷却システムが農林水産大臣賞を受賞されました!
アヲハタ株式会社の「地中冷熱を利用したハイブリット型冷却システム」が、食品産業で温室効果ガス削減に努力している企業を表彰する「食品産業CO2削減大賞」(株式会社日本総合研究所主催、農林水産省補助事業)において、特に優れた事例に贈られる「農林水産大臣賞」を受賞されました。詳しくはこちら
農業ハウス
このビニールハウスでは室温の制御に地中熱を利用しています。
地下100mの深さまで熱交換用のパイプを入れ、その中で液体を循環させて周りの地盤と熱交換します。
冬期には、地中熱ヒートポンプから温風や温水を供給して、ハウス内の暖房や土壌の加温を行います。
夏期には地中ヒートポンプから冷風や冷水を供給して夜間の冷房や土壌の冷却を行います。
従来から使われていたボイラーに比べて地中熱方式は化石燃料を使用せず、燃料タンクや防油堤が不要です。
また、消費電力も小さいため運転コストが少なくてすみます。
- 熱源用途
- 冷暖房
- 地中熱システム
- 地中熱交換器深さ100m×7本(ダブルU字管)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力67.8kW(送風温度45℃)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力10.0kW(送水温度45℃)
運転費用
30%削減
- 環境学習の様子地域の小学生を対象に、農業体験や環境学習も行っています。
- 地中熱ピーマン担当者
- 地中熱ヒートポンプ
一般住宅
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一般住宅施工事例延床面積 182㎡
建物階数 2階
建物構造 木造平成17年3月完成
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- 冬
- 暖房…地中から熱をもらう
ヒートポンプによって、地中から熱をもらうことにより室内を暖めます。 - 夏
- 冷房…地中に熱をかえす
ヒートポンプによって、室内の熱を地中にかえすことにより室内を冷やします。
地中熱交換機とヒートポンプの組み合わせによる熱エネルギーで冷暖房から給湯までの総合システムを構築できます。
エネルギーを約4倍に活用する地中熱ヒートポンプなら高効率で、イニシャルコストは従来式ヒートポンプに比べ約2倍ですが、ランニングコストは石油暖房の約2分の1です。地中の熱交換パイプの耐用年数が長いのでライフサイクルはさらに有利となります。シンプルなシステムなのでメンテナンスも簡単です。
- 熱源用途
- 冷暖房、床暖房、給湯
- 地中熱システム
- 地中熱交換機深さ100m×3本(ダブルU字管)
地中熱源ヒートポンプ暖房能力22.2kW
冷房能力21.3kW
給湯能力5.4kW
他事例の紹介
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F邸広島県
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S邸広島県
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Y邸大阪府