GLDとは
地中熱設計ソフト【GLD(Ground Loop Design)】
GLD(Ground Loop Design)は、2000年にミサワ環境技術(株)が開発し、2001年にアメリカのGaia Geothermal社から発売した地中熱システムの設計用ソフトウェアです。
発売以降、世界の55カ国で地中熱の設計に使われています。
地盤や地中熱交換器の特性、および冷暖房の負荷を入力し、
①必要な熱交換器の延長を計算する。
②熱源水の温度を計算する。
の2種類の計算ができます。
ソフトウェアの主な構成
ソフトウェアを構成する主なパネルは以下の通りです。
(1)負荷入力パネル
時間毎や月毎の冷暖房の負荷を入力します。
(2)計算パネル
その地域の地盤の特性(熱伝導率など)や地中熱交換器の特性(パイプのサイズや材質など)を入力し、上記の負荷パネルの入力値に対し、必要な熱交換器の延長や熱源水の予想温度を計算します。
地中熱交換器の種類に応じて、3つのモジュール(ボアホール、水平ループ、湖水熱)があります。
①ボアホール設計モジュール
垂直方向に埋設する地中熱交換器の設計を行います。
②水平ループ設計モジュール
水平方向に埋設する地中熱交換器の設計を行います。